2台ピアノの記憶④(完) [いろいろ]
またまたお越しいただきまして、
ありがとうございます。
では、昨日の続きです・・・
私のピアノのレッスンは、そこで終わりました。
「続けたければ、自分で先生を探してきなさい」
という母の言葉は、子どもの私でも十分に理解できるものでした。
2007年12月の終わり、
会社の大掃除も午前中に終わり、さて、自宅の掃除を始めようかと
何気なくテレビをつけると、
あのドラマの再放送が流れていたのです。
そのドラマが人気があることは知っていましたが、
見るのは初めてでした。
そして、あのピアノ室の2台ピアノのシーン・・・
出だしから響き渡る、明るい曲調。
「あ、聴いたことある。弾いたことある?」
・・・その曲は、
「モーツァルト: 2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K 448」
あの日、先生と並んで弾いた曲に間違いありませんでした。
ドラマ「のだめカンタービレ」では、
主人公の”のだめ”と”千秋”の「初共演」となる曲であり、
映画のラストで「改めて出会う、始まりの」曲として扱われているのですが、
この曲の作られた経緯が
「モーツァルトがある弟子と弾くために作った」
ということを後日知ったとき、
(細かい背景はいろいろあるようですが・・・なぜ連弾曲じゃないのかという点を含め)
やっと、本当にやっと、先生の気持ちに触れたような気がしました。
「音楽を楽しむこと」を伝えて下さっていたのに、
私はきっと「弾かされてる」気持ちで続けていたのでしょう。
・・・もっともっと、いっぱい教えて貰いたかった。
今の私は、あの時の先生の年齢を、遥かに超えてしまったけれど、
先生の真心、優しさには、まだまだ追いつけないかも知れませんね。
でも、この曲に再び出会うことで、
クラシック音楽を趣味として楽しめるようになったことは、
どこかで、先生の意思が働いているような気がしてならないのです。
時を経ての思い。
まとまりのない文章になりましたが、
これで、このお話は終わりです。
長い間お付き合いいただいたこと、心より感謝します。
2012/06/04 追記
YouTubeのリンクをLang Langの演奏(恐らく、間違いないと思うのですが)のものに
差し替えました。
以前ツイッターでのだめの話題で盛り上がりましたね。
その頃はこのような思いがあることを知りませんでしたが・・・
私のピアノの先生も
「音楽という字を見なさい、音学でないし
まして、音我苦じゃないのよ!」
って言ってました・・・
こっちは手を叩かれながら泣きながら習っているのに
何言ってるんだ、って思いましたが
ピアノを習得するのは厳しさもあるのは当然で。
かなり経ってからわかったんですけどね・・・
この曲のことは聴くだけでよく知りませんでしたが
今回ウィキで読んで
そういう背景があったんだと興味を引かれました。
さだまさし、いいですよね!
名曲ばっかりで!
中学生の頃はフォークとかニューミュージックとか
ちょっと馬鹿にしていましたが
高校に入って、さだまさし大好きな友人ができて
聴いてみたら・・・
おお~これはすごい!感動し
一気にファンになりました!!
by こはく (2012-06-02 12:01)
☆彡こはくさん
すごいですね、音我苦(笑)
今はどうか分かりませんが、昔のピアノの先生は、
厳しいヒトが多かったですよネ^^;
先生の話は、今まで誰にも話したことがなかったのですが、
ブログに書き綴ってみようかとふと思い立って・・・。
さだまさし、こはくさんのコメントがなかったら
忘れていたかも。
昨夜YouTubeで懐かしい歌をいっぱい聴きましたヨ♪
「パンプキンパイとシナモンティー」を
自作のアニメ付きで投稿している人がいるので、
是非、探して見てください。オススメです(^O^)
by ぐるにゃ (2012-06-02 16:31)